【GCR/RV関連情報】直近のイラク動向!イラクディナール安定化へ向けた新たな施策(取り組み)
GCR/RVに関連した直近のイラク動向の話となります。
目次
直近のイラク動向!イラクディナール安定化へ向けた新たな施策(取り組み)
現在、イラクでは「裏舞台」での動きがほぼ無く、GCR/RV促進(イラクディナールの価値再評価)に向けて、表舞台で目標達成に向けた必死の取り組みが行われています。
もう、何も隠すことがない・・そんな姿勢で
イラクディナールの新為替レートへの移行
イラクディナールの少額紙幣の投入
へ向けた努力が推進されている状況です。
現時点でイラク国内にて最大の課題(RV達成へ向けた)となっているのが
イラク国内市場におけるイラクディナールの安定化
です。
何故イラクでは当該目標(新為替レート、少額紙幣投入)の実施に難儀しているのか、不思議に感じる方も少なくないかもしれませんが
「日本」など西欧諸国とは、通貨・金融制度(金融システムの在り方)が大きく異なっているため(公式為替レートの他、一般市場為替レート、闇為替レートなどが混在している、下記記事参照。)政府主導だけでは、なかなか思惑道理に進まない状況となっています。
そこには、国外要因(DS米国の邪魔、DSの阻害工作など)も関連していますしね。
ただ、ここまでにイラク政府は一つずつ問題をクリアーしてきており、現時点では「一般市民の意識と行動(需要)」「イラク国内金融機関の対応」がイラクディナールの安定化を構築する上での主要な課題となっています。
【続報1月20日朝時点】国際通貨基金(IMF)との会談結果からの考察
先日、イラクのズタニ首相と国際通貨基金(IMF)の専務理事と会談が行われました。
ここ数か月間、イラクは積極的に国際機関&米国財務省との協議を推進しています。これは間違いなく、イラクの国際化及びイラクディナールのRV(通貨地再評価・新為替レートの発表)に向けた動きと考えられます。
そして、今回の国際通貨基金(IMF)の協議を通じて発表されたのが
来月(2月)からイラクが国際通貨基金(IMF)を通じた無融資プログラムに参加する
といった内容です。
イラクは 国際通貨基金(IMF) からの限定的な無融資プログラムを利用して、2024年2月から経済改革を始動するということ。
と・・いうことは必然的に
イラクディナールのRV(通貨価値再評価)&IQD少額紙幣の導入が遅くとも「2024年2月(中旬)頃まで」には実施される
ことが示唆されている・・・そう考えることが出来ます。
今回の出来事から「イラクディナールRVの実施期限(リミット)」が見えたものと感じています。
イラク中央銀行からの新たな施策発表!
先日、イラク中央銀行はイラクディナールの為替レート安定化へ向けた、新たな施策を発表いたしました。
中央銀行によって認可された銀行に対し、借り手がイラクディナールで債務を返済できるようにする
といった内容です。
ここまで既に、イラク政府&CBI(イラク中央銀行)から「イラクディナールの為替レート変更」「イラクディナールの少額紙幣投入」の計画があることはイラク市民に公報済み。
それでもなかなかイラクデイナールの安定化に繋がらないのは
闇市場(IQDと米ドルとの交換)が存在していること
が大きな要因のひとつとなっています。
逆に言えば「闇市場」など複数の通貨取引パターンが存在してしまっているのは、イラク国内での銀行サービス(通貨交換など)&システムが整っていない(機能していない)ためと考えられます。
そこでまずは、一般市民の通常債務(ローンなど)をイラクディーナルで返済できるようにする(今までは、米ドルでの返済が求められていたということ?かと)ことで、イラクディナールの需要を高めることに繋げる・・そんな目的の施策と思われます。
イラクディナールRV(新為替レートへの移行)との関連性(タイミング)
現在、イラクで推進されている様々な施策は「イラクディナールRV(通貨価値再評価、新為替レートへの移行)実施」を目標としたものです。
現時点での大きな課題としては、先ほど記した
イラクディナールの安定化
に加えて
イラク国内からの闇市場(通貨交換)の撲滅
と考えられます。
ここからは、私くの考察となりますが、イラク政府&CBIはイラクディナールRV実施のために、最低でも「イラクディナールの安定化」が必須条件と考えているものと推察しています。
「闇市場の撲滅」まで必須条件としているかどうか、微妙ではありますが、私的にはRV(通貨価値再評価)が実施されれば必然的に闇市場が消滅することになるのではと思っています。
ゆえに
「イラクディナールの安定化」が成されれば、直ぐにでもイラクディナールの新為替レートへの移行(発表)が成される
のではと考えています。
IQD少額紙幣の投入が先に実施される可能性!?
現在、イラク中央銀行では先に記した施策(借り手がイラクディナールで債務を返済できるようにする)他に
イラクディナールの少額紙幣投入(デノミ)を実施する事でイラクディナールを安定化させる
といったことが議論されている模様。
そうだとすると、まずは「イラクディナールの少額紙幣の市場投入」を行った後、イラクディナールが安定化したら、即「RV実施(新為替レートへの移行)」という流れになる可能性が出てきます。
イラクディナール少額紙幣の導入動向
に要注視しておきたいと思います。