【占い手法と時間軸】占い種類別の特徴&本質とは!?
「占い」と言っても、代々民族に伝わる「伝統的な占術」から現代社会にて基盤の占いを発展させる形で「新たに創造された占術」まで、世の中には多種多様な「占い」が存在しています。
”占い方法”だけではなく、”占いの目的”も「娯楽感覚」のものから「人生相談」「経営判断」など様々。
一人の占術者が複数の占い方法を使い分けていたりすることも珍しくありません。
「占い」は
*とても多様性に富んでいる
のです。
それゆえに、占術者は自分が行っていない他の占いを批判することは、あまりありません。(特定の占術者を批判することはあるかもしれませんけどね)
”占い方法”自体に優劣など存在していないことを理解しているから。同時に他の占い方法を否定することは、結局自分が行っている占いまでも否定することに繋がってしまうからです。
ただ、その代償として
各占い方法の特徴(メリット、デメリットなど)などに関しても、比較して語られることがほとんどありませんでした。
ここでは、代表的な占術方法を対象として、「占い種類」を分類。それぞれの特徴&本質について、お話したいと思っています。
目次
占い種類別の特徴&本質とは!?
何故、私(poppo)が占術のことを語れるのか?不思議に思う方もいるかもしれませんので、簡単に背景をお話しておきたいと思います。
私は一級建築士として活動しているのですが、昔(昭和の時代)は、戸建て住宅の設計を行う上で「風水(主に家相)」の知識が必須要素だったのです。
ちなみに、今でも風水師として人気の「Drコパさん」も一級建築士です。
ですから、大学生時代に「風水方位学」を本格的に学びました。また、関連性のある要素として「四柱推命」も併せて学んでいます。
この経験・知識がきっかけとなって、その後、様々な占術と触れ合うこととなりました。。
その他の経緯は省きますが、現在本格的(知識・経験あり)に扱えるのが
・風水方位学
・タロットカード
・自然民族占い(独自の占い)
です。
他、知識レベルではありますが
・占星術
・四柱推命
・夢占い(診断)
・六星占術
・九星気学
を学んでいます。
占いの種類「占い手法」による分類と特徴
”占い(占術)”の特徴を見極める上で、「占いを分類すること」が大切な要素となります。
様々視点にて部類することが出来そうですが・・。まずは、占術の根幹的な特徴を知るために「占い手法」によって分類してみたいと思います。
多様な占術を”手法”によって大まかに分類すると下記3要素に分けることができます。
1.スピリチュアル系占術
2.統計学系占術
3.自然学系占術
スピリチュアル系占術
スピリチュアル系占術とは
・霊感覚
・インスピレーション
・第六感
などの感覚を用いて、行われる”占い”が対象となります。
「古代文明(マヤ文明など)」「民族」に伝わる占術の多くがこの”スピリチュアル系占術”に属しています。
日本の伝統的な要素「イタコ(東北地方の北部地域に伝わる口寄せ)」も広義な意味では、スピリチュアル系占術に含むことができるものと考えています。
スピリチュアル系占いというと、「霊感覚(自然霊との交信)」を用いた占い手法を思い浮かべる方が多いものと思いますが
実は
*タロット占い
などの「カード系占い」も、スピリチュアル系の代表的な占術となります。
「タロット占い」に必要なのは”霊感覚”ではなく、”インスピレーション”や”第六感”といった感覚要素となります。
スピリチュアル系占術の特徴
スピリチュアル系占術の最大の特徴となるのが
*「五感」以外の感覚(霊感覚、インスピレーションなど)を有してる人でないと占えない
ということ。
簡単に言うと、手軽に自分自身のことを占える手法ではないということです。
一般的なイメージとして「タロット占い」は手軽に行える占い(自分自身を占う)と考えている方が多いようですが・・。
実は、誰でも行える占いではないのです。「五感」以外の感覚の有無がとても重要なポイントとなります。
統計学系占術
”統計学系占術”とは
*膨大な過去の体験・経験と結果の関連性を分析し、統計的な情報としてまとめ上げた占術
となります。
統計学系占術の代表格であり、二大巨頭と言えるのが
*四柱推命
*占星術
です。
*数秘術
も統計学系占術に分類できます。
近年、新しく誕生した人気占いの大半が「四柱推命」「占星術」をベースとして、研究・開発された占術。
今大人気の
*マンダリン占星術(水晶玉子)
*五星三心占い(ゲッターズ飯田)
*六星占術(細木数子・細木かおり)
も 「四柱推命」もしくは「占星術」がベースとなって誕生した占術であり、統計学系占術に分類することができます。
統計学系占術の特徴
”統計学系占術”の基本となっているのが
*「生年月日」からタイプを識別する
ということ。統計の基本要素となっているのが「誕生の月日・時間」なのです。
”統計学系占術”の最大の特徴となるのが
*同じ日に生まれた人同士は、同じ特性・運命を有する
ということです。
これは誰しもが一度は疑問に感じたことのある要素なのではないでしょうかね。
占いの統計としては、誕生年月が同じ場合「同じ特性(性格傾向など)・運命」を有する人が一定割合で存在すると言えるものと思いますが。
その割合は対象とする内容(要素)によって、「2割~8割の範囲での一致」と変動幅が大きなものとなると考えられます。
*人それぞれ”何について占うのか”によって、占いの精度に大きな違いが生じる
のです。
また、「統計的手法」に共通した要素(課題)があります。
統計学系占術においても、統計的手法のひとつ「外挿法(補外法)」が活用されています。
「外挿法」 とは、既知のデータ(体験情報など)に基づいて未知の事柄を推定することなのですが、それを行う上で必須な条件となるのが
*状況が変化しない
ということ。
「社会環境」「常識」など統計基とは異なる状況変化があった場合には、統計学系占術の結果(未来の結果)もまったく異なる結果となることに。
*”統計学系占術”は、「条件が変わらない」ことを前提とした、「未来の指針(流れ)」を示すことができるもので、「未来の出来事・結果」を示すことはできない(その場合が多い)
のです。
自然学系占術
”自然学系占術”とは
*「自然界を形作る自然エネルギーの仕組み・特徴」「自然界の摂理」などに基づいた占い手法
となります。
”風水”には様々な要素・系統が存在。「統計学的な要素」も含みますが、その多くが「自然学的な要素」が元となり構築されています。
私が創出した
も典型的な”自然学系占術”です。
自然界を構築している5種類の自然エネルギー(火・水・金・土・風)の仕組みと特性に基づき、占いとして体系化しています。
様々な民族に伝わる占術の中には、「自然の精霊(自然霊)との交信」によるものが存在していますが、その大半が”霊感覚”を用いたものではなく(スピリチュアル系占いではなく)、実は自然エネルギー(自然霊)を感じる(自然エネルギー感覚)ことによる占いとなっています。
現代社会において、「占い」としてはあまり認知されていませんが、自然界との接点が多い生活(漁師、農家など)をしている人が自然状況から「明日の天気(これからの天候変化)を見極める」ことなども立派な自然学系占いなのです。
自然学系占術の特徴
”自然学系占術”を行う上で必須な要素となるのが
*自然(自然界)に関する豊富な知識と経験
*自然エネルギー感覚(自然エネルギーを感じる力)
です。
「自然エネルギー感覚」を身に着けるためには、子供のころから様々な自然(山・海・川・林・森・湿地・大地など)と触れ合う(経験)ことがとても大切な要素となります。
自然(自然界)の豊富な知識と豊富な経験(触れ合い)を持つことによって、自然エネルギー感覚が育まれていくことに。
基本的には、「自然エネルギー感覚を持っていること」が自然学系占術を行うための必須条件となります。
しかし、「自然民族占い」など自然エネルギー感覚を活用することで、体系化された占術の場合は、自然エネルギー感覚を有してない人でも、”占い”を利用することが可能に。
ただ、”統計学系占術”と異なり、定型的な体系化(誕生日などによる簡単なタイプ分類)が難しいのが課題となっています。
占いの種類「時間軸」による分類と特徴
もうひとつ、”占い”の特徴を把握する上で大切な分類要素となるのが
*時間軸(過去・現在・未来)
です。
・「過去」の状況を知るための占い
・「現在」の状況を知るための占い
・「未来」の結果を知るための占い
に分類することができます。
「過去」を知るための占い
「過去」にいったいどんな事があったのか
「過去」のどんな出来事・要素が今の状況をもたらしたのか
など、今の悩みを解決する上で「過去を知ること」が必要となるケースがあります。
そんな「過去」を占うのに適しているのが
*スピリチュアル占い
*タロット占い
です。
「現在」を知るための占い
基本的に”悩み”の大半が現在進行形の要素。そういう意味で「現在」の状況を知ることは「占いの基本」ともなります。
ゆえに、ほぼすべての占術において「現在」を占うことができますが、そんな中でも「現在」に特化した占術と言えるのが
*手相・人相占い
*夢占い
です。
「夢占い」に関して、一般的に「これからの出来事(未来)」を知る目的で活用している方もいるかと思いますが、基本的に”夢”が占めているのは「現在の状況」。
「五感」以外の特殊な感覚を持っている方の場合、時折「予知夢」という形で「未来」を知ることがありますが、基本的に「夢占い」と「予知夢」は別要素として位置付けられています。
「夢占い」は「現状」と「過去」を知ることができる占いとなります。
「未来」を知るための占い
「未来を知る」ことに対して、特性の異なる2つの要素が存在しています。それが・・。
*未来の”結果”を知ること
*未来への”過程(道のり、流れ)”を知ること
です。
前者の「結果(未来)」を知るのに適した占術となるのが
*タロット占い
そして、後者の「過程(未来の道のり、流れ)」を知るのに適した占術となるのが
*占星術
*四柱推命
となります。
『未来』というのは、”一本道”ではありません。途中から何回も枝分かれする道となります。
ゆえに、原則として
・未来の結果は自分次第で変えることができる
のです。
占い(例えば、タロット占い)で導き出した「結果(未来)」というのは、あくまでも現状のまま未来へと進んでいった場合の”結果”を示しています。
”状況・条件”が変化すれば、おのずと結果(未来)も変わります。
特筆しておきたい各占術の特徴(課題点)
「占術分類」から見る特徴以外にも各占術において、特筆しておきたい特徴・課題点があります。
占いを活用する上での参考要素としていただければと思います。
スピリチュアル系占術の特徴
”スピリチュアル系占術”は主に「霊感覚」を用いて、自然霊・守護霊など交信。依頼者の悩みを解決するヒントを導き出す占いとなります。
私自身も”霊感覚”を発揮していた時期(今は霊感覚を使用できないようにと抑制できています。)がありましたので、”霊感覚”自体がどんな特性のものなのかを十分理解しています。
世の中にて、時折
・あなたは、数年後に結婚できると守護霊が言っています。
・あなたは、来年仕事で成功するビジョンが見えます。
などといったスピリチュアル系占いが存在していたりしますが・・。
正直、上記のような占いはまやかし(間違い、もしくは嘘)です。(笑)
守護霊などの自然霊は、人と同じく、あくまでも「今を過ごしている」存在。あなたの”未来”の出来事は知るはずもないのです。
反面、守護霊などは、あなたと共に同じ”過去”を過ごしてきていますので
*「過去」の出来事
*「現在」の状況
は、あなた以上に良く知っていたりします(覚えている)。
そう、スピリチュアル系占いは
*「過去」「現在」の状況&原因などを知るのに適した占術
*「未来」を知ることはできない
のです。
手相・人相占いの特徴
”手相占い・人相占い”も”スピリチュアル系占い”と同じような特徴を有しています。
人相・手相といった要素は、その人の「過去」の積み重なりと「現在」の”運気””感情””深層心理”などが手相や人相として表れています。
”手相占い”において、今の手相が示しているのは
*現在のあなたの運気(様々な運気)&状況
となります。
手相に示されているのは「未来」ではなく、「今」なのです。今の運気を判断するための手法となるのが”手相占い”なのです。
*手相占い・人相占いは「現在」を知るための占術であって「未来」を知ることはできない
のが基本となります。
ただし、今の手相にて”良き運気要素”が多ければ、そのまま状況変化させないことで、未来に良く結果を得ることに繋がると考えたり
逆に、今の手相にて”悪しき運気要素”が多い場合、そのまま何も変えなければ、悪しき結果が未来に待っているということを推察することはできます。
タロット占いの特徴
”タロット占い”は「過去・現在・未来」を一貫した流れとして、知ることができる占術。
特に
*「未来の結果」を知るのに最適な占い
となります。
ただ、タロット占いには2つの課題が存在しています。
一つ目が「どのくらい先の未来を占うのか」によって、結果精度に大きな違いが生じることです。
先ほど「未来」に関する項目にてお話していますが。”未来”は年月経過とともに道が枝分かれしていくもの。
”明日”の未来は1つの可能性が高いのですが、”1年後”の未来となると複数の未来が存在している可能性が高くなります。
”タロット占い”では、未来の道のり(流れ)を知るのは難しく、あくまでもある時点での未来の結果を示す形に。
ですから、例えば”1年後”には、「A・B・C」の3つの未来(結果)があったとした場合、タロット占いで示された結果(例えば、A)は、あくまでも3つの未来の内のひとつのみ。
しかも、どのような経過(道を歩めば)を辿れば「A」の未来にたどり着けるのかはわからないのです。
*タロット占いは、なるべく直近の未来(数か月後以内)を占うようにすると良い
という特性があるのです。
二つ目の特徴(課題)となるのが
*占い者の心理状態によって、占い結果(精度)が大きく変化してしまう
ということです。
タロット占いは、”第六感””インスピレーション”など五感以外の感覚が必要となる占術。
しかも、 ”第六感””インスピレーション” という感覚は、心身状態によって、大きく左右されてしまうのです。
簡単に言うと、占い者の心身状態が整っていない時は、そのタロット占いの結果はあてにならないということ。
このことは、ぜひ認識しておいていただければと思います。
占星術の特徴
”占星術”は世界的にもっともポピュラーな占術と言えます。
古代バビロニアで行われた天体観測が起源。その後 ”ギリシア”に伝わることで、現在のホロスコープ占星術に至ったと言われています。
西欧を中心に育まれた”占星術(ホロスコープ占星術)”は、日本においても日々の手軽な運気判断(吉凶)として広く活用されています。
そんな”占星術”の仕組みから考えられる大きな課題となるのが
*星配置(星座配置)の変化
という要素。
”占星術”の基本は、その人が誕生した年月日・時の「星(星座)配置」です。
紀元前に誕生した占星術は欧州(ギリシア)における当時の星配置(星座配置)が基準として作られています。
しかし、星配置(星座配置)というのは
*地域(北半球と南半球など)によって大きく異なる
*年月経過とともに変化している
もの。
例えば、北半球なら”北極星”が見えますが、南半球では見えず。同様に南半球なら”南十字星”が見えますが、北半球ては見えないといった形で星座の配置が大きく異なっています。
と・・言うことは、本来なら、誕生した地域によって、星配置が違うこととなるわけです。
また、時間経過とともに宇宙は膨張しており、星々も動いているもの。
紀元前の星配置と現代の星配置では、同じ地域からでも、異なっているのが実情です。
正直、この2つの要素は占星術に上手く反映されているとは言えません。
ただ、ベーシックな「十二星座」に対して、近年では新たな「十三星座」を基準とした占星術など現状に即した新たな占星術も誕生しています。
娯楽の範疇で楽しむ上では、まったく問題ないかと思いますが、本格的な運気検証として活用するのであれば、「地域」「現在の星配置」を考慮する必要があるのではと思っています。
◆代表的な占星術
・鏡リュウジ占星術(うお座の君へ 他)
・マンダリン占星術(水晶玉子)
四柱推命の特徴
”四柱推命”は現代、新たに誕生した占術の多くの基盤となっている占い。中国で陰陽五行説を元にして生まれた人の命運を推察する占術となります。
なんといっても最大の課題となっているのが
「日本で一番わかりやすい四柱推命の本」といった書籍が多数販売されていることからも推察できるように
*とにかく、内容がわかりにくい
ということです。
本格的に運命診断に活用するのであれば、「誕生した時間」も正確に知っておく必要があります。
四柱推命にて最も重要な要素となるのが誕生年月日時から作り上げる「命式」という要素。
もともとは、命式を作るのも一苦労してしまいます。ただ、今はネット上にて手軽に命式算出することができるようになりましたので、”命式算出”は行えるとしても
同じ命式に対して、占い師(命式を読み解く人)ごとに結構、判断結果が異なる傾向があるのです。
それほど、四柱推命は奥が深く、複雑だということ。奥が深すぎて、とても手軽に活用することができない・・というのが正直な実感です。
自然民族占いの特徴
”自然民族占い”は私が創出した占術です。
「自然エネルギー感覚」を用いて、人それぞれの自然エネルギータイプを見極め、体系化したもの。
詳しくは、こちらの「自然民族占いとは!?」をご参照いただければと思います。
”自然民族占い” にて課題となっているのが
*単純に定型化した形で自然民族タイプを算出できない
ということ。
現在、試行錯誤を繰り返す中、なんとか各自で自己診断できるような仕組み(診断方法)を見出していますが、それでもタイプ診断の正確性は”7割程度”といった感じです。
現在、手軽に参加できる「自然民族オンラインサロン(¥220円(税込)/月)」を行っており、その中でのコミュニケーションを通じて、正確なタイプ診断が可能となりますが・・やはり、目標は自己診断にて9割程度の正確性を実現できればと思っています。
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