【開運神社】四季折々の行事(祭)に込められた意味とは?!
神社では、季節に応じて様々な行事(祭)が執り行われています。
開運・運気アップを求めて神社を訪れるのであれば、そんな年中行事に併せて行くのも楽しみが倍増することに。
そのためには、神社で開催されている年中行事(祭)の意味・目的を知っておきたいものですよね。
”願い事”に適した行事(祭)に併せて神社を訪れた方が、期待も膨らみますので。
目次
神社の四季折々の行事(祭)に込められた意味(思い)とは?!
日本では、「ひな祭り」「節分」「七夕」など四季折々の行事が存在しています。
実は、そんな行事の多くが”神道”を起源としていたりします。
そもそも【祭(マツリ)】は、「真実を釣り上げる(真をつる)」という意味であったり、「神様と自分自身との間を釣り合わせる」という神様と人との関係性を儀礼化したものと言われています。
ゆえに、現代においても神社の年中行事には、それぞれ込められた”思い”が存在しているのです。
ここでは、そんな神社の年中行事の中で大切な祭りを厳選。季節ごとにご紹介したいと思います。
【春】の年中行事(祭)
陽気が良く、これから様々な生命が芽吹いてくる季節【春】には
・張る
・草木が張広がる
という意味があります。
”生命の息吹と成長”を願い、感じる季節なんですね。
●初詣(はつもうで)
地元の神社(氏神神社)に1年のご挨拶と感謝と思いを伝えるための大切な行事です。
心を落ち着けて、ゆっくりと手を合わし、ご挨拶するのが望ましい姿。なるべく、大混雑の時間は避け、人出が落ち着いた時間帯に訪れることが、開運POINTとなります。
●節分(せつぶん)
”節分”は立春の前日に行われる年中行事です。「季節の区切り」「季節を分けること」に由来があります。
豆をまくことで、旧年中の穢れ(けがれ)などを払うことが目的に。「浄化」の行事と位置付けることができそうです。
●祈年祭(としごいさい)
冬季節に行われる「新嘗祭(にいなめさい)」と対となって執り行われる祭事です。
*秋の五穀豊穣(ごこくほうじょう)
を願って行われるのが「祈年祭(としごいさい)」なのです。
神道の頂点を担う”皇室”や地方の各神社にて、行われるとても大切な祭事となっています。
●ひな祭り
もともと中国から伝来したとされる五節句のひとつが「ひな祭り」。女児の健やかな成長を願う季節行事です。
●春分祭(しゅんぶんさい)
”春分の日”を祝う祭事です。”春分の日”は、「自然をたたえ、生命をいつくしみ、先祖を敬う」そんな思いをもった祝日。
”春分祭”では、自然や先祖への感謝の気持ちをあらためて持つことで、良き運気の流れを歩むきっかけとなります。
【夏】の年中行事(祭)
一年の中でもっとも”暑い季節”となるのが【夏】。そんな夏には
・泥む(なずむ)
・流れが約まる(つづまる)
・限界まで広がる
という意味があります。
「なずむ」「つづまる」とは、いずれも、”物事が停滞すること””思うように進まないこと”を意味しています。
【夏】には、そんな意味があるんですね。
●端午の節句(たんごのせっく)
”端午の節句(5月)”は、もともとは「5月」という月が”悪い月”と考えられていたことから、「邪気を払う」ための行事として生まれました。
その後、武家社会がいきおいずく中、「男児の成長を祈る」行事へと移行いることに。
ただ、今でも「邪気を払う(男児の邪気を払って成長を促す)」という意味は残っています。
●虫送り(むしおくり)
都会生活者にとっては、”虫送り”という行事はあまり聞きなれないかもしれませんね。
もともと、農村にて行われた祭礼行事。稲穂をつけることに合わせて、発生する害虫を追い払うための儀式です。
●夏の大祓(おおはらえ)
”大祓(おおはらえ)”は別名「夏越の祓(なつごしのはらえ)」とも呼ばれている行事です。
茅(かや)にて作られた大きな輪をくぐることで、”1月~6月”までの穢れ(けがれ)を祓い、清めるを目的としています。
【秋】の年中行事(祭)
五穀・果実の実りの恩恵を受けるとともに、草木が枯れ、冬への準備を迎える季節が【秋】です。そんな【秋】には
・開く(あく)
・空く(あく)
という意味があります。
●七夕(たなばた)
”七夕”というと夏の行事としてのイメージがありますが、もともとは旧暦の7月7日(秋)の行事。
中国から伝来してきたものが、日本の伝説と融合する形で、あらたな意味を含めた日本固有の行事となっています。
本来は「手芸の上達」「秋の豊作への祈り」「人々のけがれ祓い」が目的となっています。
もともと「棚機(たなばた)」と表されており、 乙女が着物を織って棚にそなえることが起源なのです。
●盆(ぼん)
正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と呼ばれています。
祖霊(祖先の魂)を迎えて、子孫繁栄を願う行事。現代では、夏休み&帰省のイメージが主流となっているのかもしれませんね。
●秋分祭(しゅうぶんさい)
”秋分祭”は、”盆”と同じく、祖先をしのび、子孫の幸福を願う行事です。
秋分の日に、宮中にて「秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)」といった形で執り行われています。
【冬】の年中行事(祭)
一年で最も寒く、主なる生命が春に向けて、エネルギーを維持する季節が【冬】です。そんな【冬】には
・増ゆ
・思頼(ふゆ)
という意味が込められています。
●神嘗祭(かんなめさい)
伊勢神宮にて行われる収穫祭が「神嘗祭(かんなめさい)」です。”収穫への感謝”を伝える行事。
この一か月後には、全国の神社にて神事が執り行われることに。
●新嘗祭(にいなめさい)
春に行われる「祈年祭(としごいさい)」の対に位置付けられているのが「新嘗祭(にいなめさい)」です。
新穀の初穂をアマテラスオオミカミに供え、実りの感謝を伝える大切な儀式。
農耕が中心となって育まれてきた日本において、最重要な祭事と言えます。
●冬至祭(とおじさい)
太陽の陽射しあふれる季節の実(みのり)として”かぼちゃ”などをお供えし、春に向けての生命力を授かるための祭事です。
●冬の大祓(おおはらえ)
夏の大祓と同様に、 茅(かや)にて作られた大きな輪をくぐることで、”7月~12月”までの穢れ(けがれ)を祓い、清めるを目的とした祭事です。
まとめ
季節の年中行事には、主に
*浄化(けがれを祓う)
*感謝
*子孫繁栄
の思いが込められています。
あなたが今、抱いている「開運への思い」は、上記3要素のいずれに近いものでしょうか。
近しき思いの行事(祭事)が行われている時期・季節に開運神社を訪れることで、思いが伝わりやすく、開運への路が開かれやすくなることが期待できます。
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