いよいよ本格始動!バーゼルⅢ最終化へ

さあ、いよいよGCR(世界通貨改革)において重要な節目となる月(7月)を迎えました。
7月はGCR(世界通貨改革)の山場(節目)に!?


今日から7月が始まります。今月は、GCR(世界通貨改革)の山場とも言える節目を迎える時期となります。
GCR(世界通貨改革)に関連した、重要な動きが複数控えている(予定されている)のですが、まずは本日7月1日にて要注目要素となるのが
バーゼルⅢの本格始動(最終化)
です。
因みに、バーゼルⅢとは、2008年の金融危機(リーマンショック)を受けて策定された国際的な銀行規制の枠組みです。最終化されたバーゼルⅢでは、リスクの計測方法の見直しと資本の質・量の強化が主な目的となっています。
バーゼルⅢによる金融改正ポイント


参考程度の内容(専門用語があるため、無理して理解する必要はありません)として、バーゼルⅢによる主な金融改正ポイントを記すると下記のような要素があげられます。
1.信用リスク:内部モデルの使用制限、標準的手法の見直し(例:LTV比率の導入)
2.市場リスク:新たなFRTB(Fundamental Review of the Trading Book)導入
3.オペレーショナルリスク:従来の手法を廃止し、標準的手法に一本化
4.資本フロア:内部モデルによるリスク資産額に下限を設定(標準的手法の72.5%)
本日(7月1日)バーゼルⅢにて起きる出来事とは!?


バーセルⅢへの移行は、数年前から始動しています。実際に「2024年3月末」には国際統一基準行に対する適用開始されています。その約一年後となる「2025年3月末」には、日本にて国内基準行に対する適用開始が成されています。
世界各国で段階的にバーゼルⅢへの移行が進められている状況です。
そんな中、本日7月1日に何が起きるのかというと、最後の砦となっていた
米国・英国などでバーゼルⅢの段階的適用開始
となります。
以前からお話しているように、バーゼルⅢにおいても「日本」は世界に先駆けて適用開始している状況。(日本はGESARAへ向けた準備・対応は先端を進んでいる)
そして金融業界の中心となっている米国と英国でようやくバーゼルⅢの段階的適用が開始されることとなるわけです。これは
全世界で国際的な銀行規制の大改革の一要素が花開く
ことを意味しています。
即ち、GCR(世界通貨改革)の大きな前進&次なるステップへの移行が成されるという事。
今月(7月)はGCR/RVにて新たな動きが顕在化してくる可能性に要注目となります。