Qプラン関連情報!脱ドル化の現在地

GCR(世界通貨改革)を成し遂げるために必要不可欠な「脱ドル化(不換紙幣の米ドル支配からの脱却)」。現時点(日本時間6月10日)での推進状況を共有させていただきます。
BRICS諸国を中心に推進されている「脱ドル化」


あらためて理由は記しませんが、以前からお話しているように「脱ドル化」の施策はBRICS諸国を中心に推進されています。
BRICS諸国は米ドルからの世界的なシフトを推進中。着実に国際貿易決済における米ドル(不換紙幣)のシェアが縮小しています。
米ドルを利用した決済には、貿易以外にも「銀行振込(電子送金)」などの電子決済が存在。企業間の決済は銀行を介してSWIFTを利用する形で国際送金が行われていますが、ここでも米ドルが多く利用されていました。
当該要素に関しては、XRP(リップル)を中心とした、新たな決済・送金システムへ移行中。こちらも米ドル排除が進められています。
今回は「国際貿易」に焦点を当てた3つの要素(情報)に関してお話したいと思います。
BRICSの脱ドル化へ向けた現在地!?


最新情報によると現在(日本時間6月10日)
50カ国以上が主に石油・防衛部門で人民元、ルピー、ルーブルでの取引を行い、米ドルへの依存度を低下させている
とのことです。
世界的な金融シフトが進む中、BRICS諸国は通貨貿易協定と新しい支払いインフラ(SWIFT以外の決済プラットフォーム)を利用して、オイルダラー・システムを迂回し、崩壊へと導いています。
インドとロシアが現地通貨貿易を牽引


政治的には「インド政府」は米ドル排除に賛同しないといったコメントを主に米国政府へ向けて発信しています。
そのことを引用して、表舞台のメディアでは「インドはBRICSの方針から一歩退いている」などと報じられています。しかし、もちろん実体は全く異なっています(笑)
実際の貿易において
インドとロシアは現地通貨貿易(取引)を牽引している状況
となっています。
インドはルピーを使ってロシア産石油を購入し続けています。従来のSWIFTベースのドル中心のメカニズム(オイルダラー・システム)を利用することなく、エネルギー大手ロスネフチ(ロシア)に直接支払いを行っています。
サウジアラビアによる脱ドル化運動の参加へ向けた動き


ここまでサウジアラビアは、敢えて完全なるBRICSの一員となることはなく欧米諸国(主に米国)とBRICS、中東諸国との橋渡し役としてのスタンスを維持してきています。
ゆえに「米ドル排除(脱ドル化)」に関しても方針として発表などはしていませんでした。
そんなサウジアラビアは長き間、石油貿易におけるオイルダラー・システムの中心に位置していたわけですが、ここにきて重要な変化を感じさせる動きを見せています。
現在、サウジアラビアは中国との通貨スワップに関与すると共に人民元ベースの石油決済メカニズムの議論
を開始しています。
これはオイルダラー・システムから逸脱する動きであり、脱ドル化に進む、歴史的な転換点となる可能性を秘めています。