GCR/RV関連情報!来月(7月)からイラク政府機関内での現金支払いが禁止へ

イラク国内にてGCR/RVに関連した注目の出来事(発表)がありました。
来月(7月)からイラク政府機関内での現金支払いが禁止へ


先日(現地時間6月9日)、イラク首相顧問のサレハ・サルマン氏が下記のような発表を行っています。
来月(7月)から政府機関での現金支払いを禁止し、民間銀行の改革を採用する
といった内容です。
イラクではRV(通貨価値再評価)を成すために様々な社会システムの改革が進められてきています。特に汚職・不正取引の温床となっている「銀行・金融システム改革」を重要視。
イラク国民の銀行預金口座の利用拡大
金融システムのデジタル化
が進められています。
ただ、長年の金融機関を通じた汚職・不正がイラク国民の心に強固な不信感をもたらしてしまっており、上記要素を進める上での大きな障害となっています。
そんな障害を緩和させるためのひとつの施策として「来月からすべての政府支払いを電子化。政府機関では現金での支払いを禁止にする」ことが決まったということです。
併せて国営銀行の再編も実施へ


「政府機関内での現金支払いの禁止」と共に発表されたのが
イラク国営銀行の再編
です。
イラク政府はイラク産業銀行、イラク不動産銀行(REB)、ラフィダイン銀行、ラシード銀行を含む6、7の国営銀行の再編を命じた
とのこと。
ラフィダイン銀行はイラク政府の持ち株比率を大幅に低下させた上で「ラフィダイン銀行」から「ラフィダイン・ファースト銀行」へと名称変更する方針であることも語られています。
注目ポイント


今回の出来事(動き)に関して、私が注目しているのは
来月(7月)から実施される施策
であることです。
「2025年7月」は他にも世界的な金融システムの改革・変化となる出来事が複数存在しています。特に
バーゼルⅢの本格化
ステーブルコイン関連の法整備とステーブルコインを利用した新しい決済・送金システム
といった要素が控えています。そのタイミングで今回のイラク銀行改革(再編)&政府機関内での現金支払いの禁止という動きが重なることに。
GCR/RVに向けた重要なタイミングとなるのではと期待を感じています。