「GCR/RV関連情報」ベトナム動向!
GCR/RVにおいて、イラク(イラクディナール)と共に注目されているのがベトナム(ベトナムドン)です。
目次
ベトナムドンのRV(通貨価値再評価)へ向けた取り組み
ベトナムは、Qプラン上(GCR/RV)イラクと並んで最重要な国のひとつです。
ベトナムの自国通貨「ベトナム・ドン」はイラクの「イラクディナール」と同様に不当に抑圧(価値を抑えられてきている)されており、GCR/RVの視点から見ると「ベトナム」と「イラク」は同じような状況に追いやられてきていたと考えることが出来ます。
ベトナムとイラクの主なる共通要素となっているのが下記です。
1)政治家・銀行家の汚職まん延
2)米国による経済的な規制(制裁)・圧力の存在
3)自国通貨価値の抑制(意図的な抑制)
1)政治家・銀行家の汚職まん延
まず基本情報として、ベトナムは共産党政権です。ゆえに、ベトナム政治(共産党内)の権力構造(権力順序)としては
党書記長:共産党TOP。対外的な国の代表者
国家主席(大統領):名目的な国家のTOP
首相(政府代表):内閣運営・行政のリーダー
国会議長:国会の運営・司法・立法の担当者
となっています。
Qプランが本格化した数年前から、ベトナムでは「汚職撲滅」の動きが活発化。現在、最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長が、汚職の撲滅を掲げ、党幹部や政府高官らの摘発や処分を推し進めています。
事例をあげるとキリがないので(笑)・・一つだけ記しておくと
2023年1月に国家主席が辞任。その後釜に就任したボー・バン・トゥオン国家主席が2024年3月に辞任しています(苦笑)。1年余りの間に、国家主席の交代が二回行われる異例の事態となっています。
イラクでもここ数年の間に多数の政治家・政府高官・銀行家の摘発&処分が実施されていることからもわかるように
GCR/RV(特に自国通貨の通貨価値再評価)を実施するためには、まず政治家・銀行家の汚職撲滅(排除)が必須である
とうこと。
GCR/RVの歩みが遅いと感じている方も少なくないかと思いますが、まん延している汚職状況をクリアーにするためには、相応の時間がかかるわけです。
排除した政治家・政府高官の後釜に付いた人物が・・「またもやお前もか?(苦笑)」となるわけですから(そういう状況なのです)、時間がかかっていることを理解してあげる必要があります。
※状況考察
イラクでは、政治家・政府高官・銀行家の汚職排除は、ほぼ目標域に達しているのではと推察しています。
対して、ベトナムでは今年(2024年)の3月に国家主席の辞任・交代があったばかりですので、汚職排除には、もう少し時間を要するのではと考えています。
2)米国による経済的な規制(制裁)・圧力の存在
いろいろとQプラン関連の情報を継続して検証していると、あらためて世界の奴隷化を推進してきた悪の枢軸機関(DS実動機関)が米国(ワシントン)であったことがわかります。
イラクでは「石油資源の権利」を巡って、米国の様々な規制・抑圧(軍事面、米国財務省など)が続けられてきましたがベトナムでは「経済」に対して規制・抑圧。
ベトナム経済は「非市場経済(NME)」
となっています。
GCR/RVを実行・推進するためには、そんなベトナム経済の現状を打破、改革する必要があります。
Qプランに沿った動きとして、現在ベトナムは米国(米国商務省)との協議を続けており、最新の情報として
米国商務省は、2024年7月下旬までにベトナムの経済状況の見直し(非市場経済(Nから市場経済に格上げ・変更)を完了する予定
であることが明らかとなりました。
ベトナムに対する規制・抑圧が排除され「市場経済」となることも、ベトナムでのGCR/RVを実施するための必須要素(条件)であると考えています。
現在、重要な進展が起きているということですね。
3)自国通貨価値の抑制(意図的な抑制)
ベトナムの自国通貨は「ベトナム・ドン」です。ベトナム・ドンもイラクのイラクディナールと同様に不当に通貨価値を抑圧されてきている通貨のひとつです。
詳細(構造・仕組み)は割愛させていただきますが、要点としてはベトナム・ドンも米ドルによって価値を抑制(意図的に)されてきた通貨。
米ドルとの関係性を改革すること
が不当な抑圧からの脱出に繋がります。
Qプラン(GCR/RV)に沿った具体的な改革(施策)となるのが
ベトナム・ドン(VND)が金に裏付けされたグローバル通貨と直接変換可能(交換可能)となれば、米ドル(不換紙幣)の価値が大きく低下。米ドルの呪縛(抑圧)から解放される
というシナリオ(計画)です。
2023年にベトナムはBRICS加盟を正式に申請し、その申請は正式に検討のために受理されています。この「ベトナムのBRICS加盟」にはGCR/RVを推進する上での重要な意図があります。
ベトナムがBRICS同盟のメンバーになれば、VNDは現在進行中のゴールドバックBRICS通貨(デジタル通貨を含む)と直接変換可能
になります。
これが、米ドルによるベトナム・ドン(VND)価値抑制から解放されるための具体的な施策としてベトナムが推進している動きです。(私は、そのように捉えています。)
まとめ(個人的な見解)
私は上記に記したような表舞台における動き(推移)を見る限り、イラク(イラクディナール)のGCR/RV状況と比較するとベトナム(ベトナム・ドン)はイラクを後から追随している状況と捉えています。
※イラクの現状考察は、また別機会(記事)で。