近況、日本のベーシックインカム:日本ベーシックインカム学会の年次大会!?

現在、日本ではユニバーサルベーシックインカム(UBI)・ベーシックインカム(BI)に関して、政治的には、まだ具体的な動きは確認できていません。
ただ今後「UBI(BI)の必要性」を問う声は大きくなっており、日本社会にて様々な議論が成されています。
目次
現在、日本で注目されているUBI理論:苫米地英人博士が提唱「半減期UBI」


日本ベーシックインカム学会(年次大会)で発表されたUBI理論(概要のみ)をひとつご紹介させていただきます。既に動画配信などを通じて、知られるようになり、注目が高まっているのが
苫米地英人博士が提唱している「半減期UBI」
という考え方です。
※Qプランと直接的な関係はなく、あくまでも現在の社会構造下にて、提唱されているUBI理論のひとつという位置づけです。
苫米地英人博士は、これからの日本社会において、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)は必要不可欠な要素であると考えており、現在の社会構造(法・財政の仕組み)を前提としたUBI理論を提示。それが「半減期通貨を利用したUBI」です。
「半減期UBI」とは!?
苫米地英人博士が提唱する「半減期付きのユニバーサル・ベーシックインカム(UBI)」は、単純に毎月一定額を国民に配布する制度ではありません。
その本質は、お金を貯め込ませず、時間とともに価値(通貨価値)が減衰する仕組みを前提としたもの。それによって経済を常に循環させ続ける社会構造とすることが大切なポイントとなっています。
※例えば、20万円/月の給付があった場合、使わずに保持し続けていると、二カ月後には「5万円」になるという仕組みです。
財源は「国債発行による通貨供給」
UBI最大の論点となる財源について、苫米地博士は「国債発行による通貨供給」を中心に据えています。日本は自国通貨建てで国債を発行できるため、財政破綻の心配はなく、むしろ需要を創出し経済を活性化させる。
インフレについても、デフレ構造が長く続いていた日本では十分に管理可能だと語っています。
「20万円/月」の給付額
苫米地博士は、日本における最低限の文化的生活を維持するためには、「20万円程度/月」が現実的なラインだと指摘しています。(※奇しくも、Qプラン上のUBI情報と近似の考え方となっています。)
これは単なる生存のための給付ではなく、国民一人ひとりが「やりたいこと」「創造的活動」「学習」に時間を使える水準を意図しているとのことです。
「働かなくなるのでは?」という疑問への答え
UBIに対してよくある「人々が働かなくなる」という懸念に対し、苫米地博士は否定的な姿勢を有しています。生活の不安が解消されることで、むしろ人々はブラック労働から解放され、起業や研究、芸術、地域活動など付加価値の高い仕事へ移行すると論じています。
日本ベーシックインカム学会・第8回年次大会(2025)から見えた論点整理


あまり知っている方は少ないのではと思いますが、日本には「日本ベーシックインカム学会(JABI)」という学会(組織)が存在。そこで、UBI(BI)の研究&議論が行われています。
実は・・今月(2025年12月)、日本ベーシックインカム学会(JABI)第8回年次大会が開催されました。
本大会では
ベーシックインカム(BI)を「貧困対策」や「失業対策」に限定せず、AI時代の社会構造・価値観・制度設計そのものを問い直す議論
が中心となりました。当該内容(議論)の要点をご紹介させていただきます。
「何故ベーシックインカム(UBI・BI)なのか?」という根本の再確認


今回の大会(第8回年次大会)にて最大のテーマとなったのは
「UBI・BIは何のための制度なのか?」
という根本的な問いであったと感じています。従来、ベーシックインカム(BI)は次のような要素として語られてきました。
失業者への最低限の生活保障
貧困対策としての現金給付
複雑な社会保障制度の簡素化
しかし、今大会ではそれらを超えて
「AIが人間の労働価値を大きく変える時代に、人は何を拠り所に生きるのか」
という、新しく&根源的な問題意識が前面に出ていたと感じています。「ベーシックインカム(BI)」から「ユニバーサルベーシックインカム(UBI)」への意識が強まったとも言えそうです。
「AI時代のBI」:失業対策を超えた存在意義へ


学術発表およびゲスト講演内容を検証すると共通して強調されていたのが、「AI時代におけるベーシックインカムの再定義」です。
*AIは単純労働だけでなく、知的労働も代替し始めている
*「働けば報われる」という前提が崩れつつある
*雇用中心の社会保障モデルは限界に近づいている
ここから読み取れるのは、ベーシックインカム(BI)が失業者のための“救済策” ではなく
人間が「働かなくても存在できる」ための社会的基盤(UBIへ)
として再評価されたことです。
つまり「働けない人のための制度」ではなく、「誰もが不安なく生きるための土台」として位置づけられるようになってきたということです。
注目ポイント:UBIの具現化へ向けた最大の課題は「制度」よりも「国民の理解(認識)」なのでは!?


様々な内容が議論されていましたが、特に個人的に印象的だったのは「UBI実現の最大の壁は財源でも制度設計でもなく国民の認識なのでは!?」という話です。
詳細は割愛しますが、要点をまとめると下記3つの要素をどのように乗り越えていくのか・・が学術・市民活動の重要なテーマとして共有されていました。
国民の理解とイメージとして「働かない人が得をする制度」という誤解
国民の理解とイメージとして 「財政破綻を招く」という感覚的な拒否反応
国民の理解とイメージとして 「社会保障=条件付き」という固定観念
別の視点で語るとUBIに関しても「地球人類の洗脳の打破」と「五次元波動(五次元意識)への移行」が大切なポイントとなるということです。
まとめ:今回大会が示した結論
第8回年次大会を通して浮かび上がったのは、次のような方向性となっています。
*ベーシックインカムはAI時代の新しい社会インフラとして議論されている
*単なる貧困対策ではなく、人間の尊厳を支える制度として再定義されつつある
*技術進歩と同時に「生き方の制度設計」が問われている
*「すでに議論しなければ間に合わない段階に来ている」という危機感を共有する場となったこと
AIが急速に社会へ浸透する今、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)はもはや“思想”ではなく、現実的な選択肢として検討され始めていると感じています。
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