「GCR/RV関連情報」今週後半(15日~17日)のイラク国内動向!?
今週後半(日本時間15日~18日朝)の「イラク国内動向(イラクディナールRV関連)」に関する情報を整理&ご紹介させていただきます。
目次
イラク国内のGCR/RV関連情報!(日本時間15日~18日朝)
イラクでは、自国通貨(イラクディナール)の「価値復活・再評価(RV)」「国際化」に向けて様々な国内での施策及び国外へ向けた取り組みが成されています。
それらの結果として求められている要素が
イラクディナールのRV(通貨価値再評価、為替レート変更)
となります。
そんな「イラクディナールのRV」に向けた各種取り組み&イラク国内動向にて、重要性を感じる情報のみを厳選&ピックアップして共有したいと思います。
「輸入品」の取引から「米ドル」を廃止(排除)へ
イラク政府は「米ドル」への依存を減らしたいBRICSに同調する形で様々な施策を計画・実施しています。
「米ドルの排除」は「イラクディナールの価値を高める(RV)」にことに繋がる重要な要素となるからです。
そんな施策として今週、イラク政府は
輸入品を現地通貨であるイラクディナールで販売する方針とそのための「自由貿易地域の設立」を検討している
ことを発表いたしました。
イラクディナールが取引に使用されることを保証する一方で、輸入手続きを合理化する意向とのこと。イラク政府は、米ドルの芽を摘み取り、輸入品の販売に使うのを制限しようとしています。。
イラク国内の「民間銀行」と「為替会社」によるイラクディナール価値向上の動き
「米ドル」に対する「イラクディナール」の価値を高めることを目的とした
イラク国内の「民間銀行」と「為替会社」による協調的な動き
があるようです。
アル・エクティサド・ニュースとして取り上げられた内容(情報)。
「民間銀行と為替会社は、ドルの価格を下げるために、集団的かつ協調して大きな準備を示している」
と表舞台にて報じられています。
これも「イラクディナールRV」を実現するために寄与する大切な動きのひとつとなります。
イラクの国際化(イラクディナールの国際化)へ向けた「2つの国際機関への加盟」の動き!?
今週、イラクにて「イラクディナールの国際化」に繋がる重要な「2つの国際機関への加盟」の動きがありました(発表されました)。
それが下記2つの出来事です。
1)「欧州復興開発銀行(EBRD)」への加盟
2)「ユネスコ執行評議会」の理事国に選出
1)「欧州復興開発銀行(EBRD)」への加盟
今週、イラク外務省より下記のような発表がありました。
イラクが欧州復興開発銀行(EBRD)に加盟し、74番目の株主になる
といった内容です。
「イラク」は2018年に加盟申請をしていた模様。今までは加盟が認められる素振りもなかったようですが、ここに来て、急転直下「加盟が認められれた」こととなったようです。
これは現時点で「イラクが国際的な国家として復権した」ことを意味する出来事であるとともに
イラクの自国通貨(イラクディナール)が国際化となった
ことの証となるものと考えています。
2)「ユネスコ執行評議会」の理事国に選出
今週、イラク政府報道官のバッセム・アル・アワディ氏から
イラクがユネスコ執行評議会の理事国に選ばれたこと
が発表されています。
イラクは「湾岸戦争」を起点とした1991年以降、「ユネスコ執行評議会の会員」から削除されていました。それが今回、復権する見込みとなったとのことです。
イラク政府報道官は
「イラクが再び国際的な地位に返り咲くことはイラクの評判の回復と過去の兆候の克服を意味する」
ことにも言及。当該出来事も
国際機関(ユネスコ執行評議会の理事国)に加盟するなら、国際通貨が必要になる
こと繋がることに。
国際的には、現時点で「イラクディナールの価値が回復している(国際化している)」と認識していることがわかります。
まとめ
今週のイラク国内での出来事を通じて、まだ「イラクディナールの為替レート変更」こそ、顕在化していませんが、既に国際的には
イラクディナールの価値が回復している
イラク&イラクディナールは国際化している
と認識されている(位置づけられている)ことに。
「イラクディナールのRV(通貨価値再評価)」は、ほぼ達成していおり、後は「為替レート変更」を残すのみとなります。