銀価格の「見えない天井」は崩れ始めたのか !?バーゼルIIIが奪った“永遠の価格抑制”という力

GESARA要素には「貴金属(金・銀・銅など)の価格再評価」が含まれています。もともと金融資産として位置づけられていた「金(GOLD)」に対して、工業用資源としての役割が大きい「銀(SILVER)」。そんな「銀」に変化が表れ始めています。
目次
銀価格は何故今、静かに変わり始めているのか!?


最近の銀価格を見ていると、急激な高騰ではないものの、以前のように簡単には下がらなくなってきています。 この変化の背景には、一般にはあまり注目されていない国際金融ルールの変更があ関連しています。それが「バーゼルⅢ」です。
この制度は、銀価格を直接押し上げるためのものではありません。しかし
長年続いてきた銀価格を抑え込み続ける仕組みそのものに、大きな変化をもたらした
と考えています。
長年続いてきた銀価格の「不自然な安定」


銀は工業用途としての需要が増え続けているにもかかわらず、長い間、価格が大きく上がりにくい商品でした。 その背景には
実物の銀が十分に存在しなくても成立してしまう「紙の取引」が大量に行われてきたという郁美の存在
があります。
この仕組みの中では、実際の需給よりも、取引量の多さや金融的な操作が価格を左右する要素となっていました。 結果として、銀は「足りていないはずなのに安い」という、どこか不自然な状態に置かれてきたのです。
バーゼルⅢがもたらした本当の変化


バーゼルⅢは2025年末に移行猶予期限を迎え、2025年12月から全世界の金融機関で利用が義務付けられることとなりました。(本格的には、2026年1月から始動となっています)
冒頭のグラフを見てわかるように、バーゼルⅢが稼働した2025年12月から「銀価格」のステージアップが起きています。銀価格が大きく突然跳ね上がったわけではありませんので、当該制度(バーゼルⅢ)の影響に気付いていない人も多いのではと思われます。
投資視点の人が多いことから、”価格(変動)”が注目されていますが・・・実際に重要なのは、価格の動きそのものではなく
価格が作られる仕組みが変わった
という点です。
バーゼルⅢによって、実物の裏付けが弱い取引や、過度な信用に依存した取引は、続けるほど負担が大きくなる構造へと変わりました。つまり、銀価格を意図的に抑え続けるために使われてきた「力」が、徐々に効かなくなってきたということです。
実物の「銀(SILVER)」は慢性的に余裕がなく、工業分野での需要は年々増えています。一方で、供給を大きく増やすには時間がかかり、簡単には需要に追いつくことができません。
この状況下で、以前のように「紙の取引」だけで価格を抑え続けることは、次第に難しくなっているのです。
今後の「銀価格」はどのように動いていくのか!?


今後の展開としてまず考えられるのは、価格がじわじわと底上げされていく流れです。大きく下落しにくくなり、数年後には「以前より高い水準が当たり前」になっている可能性が考えられます。
もう一つの可能性として、ある時点で市場の認識が一気に変わる局面も考えられます。 実物不足がはっきりと意識された瞬間や、信頼が「紙」から「実物」へ移る局面では、価格が短期間で再評価されることもあり得ます。
いずれの場合でも共通して言えるのは、かつてのように銀価格を無期限に抑え続けることは難しくなっているということです。
GESARAによる価値再評価:銀は再び「正当な評価」を受ける段階へ


「銀」は長い間、「金(GOLD)」の影に隠れ、その価値が過小評価されてきました。しかし金融ルールの変化(バーセルⅢ)と、現実の需要増加が重なったことで、その立場は静かに変わりつつあります。
市場では、大きなニュース(価格変化)が出る前に、土台となる構造が先に変わることがあります。そして「価格」は、後からその変化を追いかけるように動き出します。
そういう意味で今の銀価格は、上昇の終点ではなく「抑制されてきた時代が終わり始めた地点」に立っていると考えられます。
既に、ここ数年で「金(GOLD)価格」は高騰していますが、それは投資的な要素が大きく影響したもの。本当の意味での
GESARA要素の「貴金属(鉱物資源)の価値再評価」は始まったばかり
だということです。










