「GCR/RV関連情報」イラク動向!今週(5月6日~11日)の注目要素
今週(5月6日~11日)注目しておきたいイラク動向をピックアップ。
目次
イラク動向!今週(5月6日~11日)の注目要素
GCR/RVに関連して、現在注目を受けているイラク。前回記事でお話したように、イラクではイラクディナール(自国通貨)のRV(通貨価値再評価)を達成するための現実的な施策が推進されています。
現在、様々な施策の成果が表れてきている状況。今週(5月6日~11日)イラク国内動向において注目しておきたい「2つの要素」を取り上げておきたいと思います。
1)イラク国内一般市場でのイラクディナール為替レート動向
イラクディナールの為替レートはイラク政府が公式提示している「公式為替レート」の他に、国内一般市場にて取引されている(闇取引を含む)「市場為替レート」が存在しています。
現在、イラクディナールの公式為替レートは米ドルに対して
1310IQD
となっています。
ただ、もともとイラクでは「米ドル」が経済の中心通貨となっていたため、イラク国内市場では
1500IQD以上
で為替取引されていました。
イラクディナールのRV(通貨価値再評価)を行うためには、事前に少しでも「公式為替レート」と「市場為替レート」との格差を縮めておく必要があります。
イラク政府&イラク中央銀行(CBI)は格差解消たのめの様々な施策を実施。ここに来て、その成果(イラクディナールの価値向上)が見られてきています。
市場為替レートは常に変動していますので、あくまでも目安となりますが、直近で
1452.5IQD
での取引が確認。着実に
イラクディナールの価値向上(イラク国内市場での為替レートUP)
が成されてきています。
今週(日本時間5月6日~11日)は、更なるイラクディナールの価値向上(市場為替レート)が推進される可能性に要注目となります。
2)イラクの WTO(World Trade Organization:世界貿易機関)加盟発表の有無
個人的な見解(推察)としては、現時点で実質的に「イラクはWTOへの加盟が認められている」と判断しています。
ここまでイラクはWTO(世界貿易機関)と何カ月(1年以上)もの協議を重ねてきており、その結果として再加盟するための条件をクリアー。実質的にWTOへの再加盟が承認されていると考えらるのですが、現時点では・・・まだWTO(世界貿易機関)から
公式の加盟(イラク)発表が行われていない
状況です。
現状、噂レベルの話となりますが
日本時間5月7日~10日の期間中に「イラク再加盟」に関する公式発表が成される可能性がある
とのこと。
イラクのWTO再加盟公式発表の有無は、イラクディナールRV(通貨価値再評価)を実行するための必要条件との考え方があります。(発表はなくとも、実質的にWTOへ再加盟承認となっていれば条件はクリアーされているという考え方もあります。)
いずれにしても「イラクのWTO再加盟」は
GCR/RVを大きく進展させる出来事
となりますので、今週のWTO関連情報(発表の有無)に要注目です。