米国ステーブルコイン法案(GENIUS法)動向!?

米国上院で審議されているステーブルコイン法案(GENIUS法)に進展がありましたので、今後の流れを含めて情報共有させていただきます。
米国上院、現地時間6月17日にステーブルコイン法案(GENIUS法)の採決へ


繰り返しお話していますが、「ステーブルコイン規制法を定めること」はステーブルコインを軸とした新たな金融システム(決済・送金システム)を構築・移行する上で必要不可欠な要素となっています。
ステーブルコイン規制法はGCR/RVの具現化に必須の要素
だということです。
「日本」では、世界に先駆けてステーブルコインの法規制が2023年6月1日に「改正資金決済法」という形で成されています。
この改正によって、ステーブルコインは「電子決済手段」として法的に位置づけられ、 発行者や仲介業者に対するルールが明確化されています。(以前からお話しているように、日本はGCR/RVの先端を進んでいるのです。)
現在「米国」では、ようやくステーブル規制法案が具現化の直前まで到達。新しい金融システム(決済・送金)への移行をする上での最終関門?(米国でのステーブル規制)となっています。
GENIUS法の審議動向


先日(米国時間6月12日)米国上院にてステーブルコイン法案(GENIUS法)に関する審議が進展。
米国上院での最終投票(採決)が「米国時間6月17日」に行われる予定
となりました。
6月17日に上院にてステーブルコイン法案(GENIUS法)が可決されれば、下院での審議へと移行することとなります。
当該ステーブルコイン法案(GENIUS法)はトランプ大統領から強力な支持を得ており、8月までに最終可決されることへの期待が語られています。
※GENIUS法の主な規定をあらためて記すると下記要素があげられます。
●ステーブルコインは、米ドルまたはその他の流動資産によって完全に裏付けられていいることが条件に。
●時価総額が500億ドルを超える発行体に対して、年次監査の義務付け。
●米国市場で事業を行う外国に拠点を置く発行体向けのコンプライアンス要件を導入。
GCR/RVの節目へ向けた良き流れに!?


GCR/RVの次なる大きな節目となるのが「ゴールドバック米ドルの登場」と「RV(通貨価値再評価)」です。
そんな節目を迎えるのが何時頃なのか・・・。その考察はこちらのメンバーシップ記事(Baum’s room)で語っていますが、現在の米国ステーブルコイン規制法の最終可決へ向けた流れは節目のタイミングにピッタリ沿ったものとなっています。
GCR/RVに関連した他要素の流れ(進捗状況)と足並みがそろっている
ことからGCR/RVが順調に進んでいることがわかります。