フランス規制当局が法定通貨とステーブルコインの決済サービスの統合を承認!?

GESARA

フランス規制当局が法定通貨とステーブルコインの決済サービスの統合を承認!?

来月(7月)から始まるバーゼルⅢ規制&GCR/RVの新たなステージへ向けて、現在世界規模でステーブルコインを中心とした新金融システム(決済・送金システム)の整備・移行が急ピッチで進んでいます。

法定通貨とステーブルコインの決済サービスの統合へ向けた重要な動き!?

法定通貨とステーブルコインの決済サービスの統合へ向けた重要な動き!?

GCR/RVの屋台骨となるのがステーブルコインによる新しい決済・送金システムへの移行です。

米国ではステーブルコイン関連法が可決段階を迎えていることもあり、ステーブルコイン関連の話題として米国の動きが注目されていますが、実際には世界各国で同様の動きが活発化。

新しい決済・送金システムへの移行(準備・整備)

が進んでいます。

先日、フランス規制当局が法定通貨とステーブルコインの決済サービスの統合を承認する動きがありました。

ロンドンを拠点とするフィンテック企業「Merge」がフランスの規制当局から電子マネー機関(EMI)と仮想資産サービスプロバイダー(VASP)の二要素を運営する承認を受けました。

当該デュアルライセンスの取得によって「Merge」は従来の法定通貨とブロックチェーンベースのステーブルコイン送金を統合したクロスボーダー決済サービスを提供できるようになりました。

フィンテック企業とは!?

フィンテック企業

フィンテック企業(Fintech企業)とは

「金融(Finance)」と「技術(Technology)」を組み合わせた言葉で、最先端のテクノロジーを活用して金融サービスを革新する企業

を意味しています。例えば、以下のような分野で活躍する企業があります。

決済サービス:スマホ決済や電子マネーを提供する企業(例:PayPay、楽天ペイ)

送金・送付サービス:個人間送金や国際送金を簡単にするサービス(例:Wise、Revolut)

仮想通貨・ブロックチェーン:暗号資産の取引所やブロックチェーン技術を活用したサービス(例:Binance、Coincheck)

投資・資産運用:AIやロボアドバイザーを活用した投資サービス(例:WealthNavi、Robinhood)

融資・クラウドファンディング:オンライン上で融資を受けたり、プロジェクト資金を集めたりするプラットフォーム(例:Makuake、LendingClub)

フィンテック企業は従来の金融機関とは異なり、スピーディーで便利なサービスを提供することを特徴としています。

世界中で急速に成長している状況。日本でもキャッシュレス決済の普及やデジタルバンキングの発展により、フィンテック企業の存在感が増しています。

今後のGCR/RVの進展を把握する上でフィンテック企業の動向は要注目の要素となると考えています。

今後の展開(流れ)

今後の展開(流れ)

今回フランスの規制当局「ACPR」と「AMF」によって付与されたデュアルライセンスによってMergeは

資金の収集と保有・国境を越えた支払いの実行・法定通貨とデジタル通貨間の変換に至るまでのサービスをヨーロッパおよび世界へ提供(ビジネスサポート)する

ことが可能となります。

Mergeの創設者兼CEOであるKebbie Sebastian氏は今回の出来事を通じて、下記のようなコメントを残しています。

これは、世界のお金の動きを真にボーダレスにするための大きな飛躍です

まさにGESARA社会の新金融システム(決済・送金)へ向けた動きとなります。

同様の動きは世界各国で同時進行している状況。新金融システム(決済・送金)は既に具現化してきているということです。