「GCR/RV関連情報」本日(日本時間7月8日)注目しておきたいイラク動向!?

Qトピック

本日(日本時間7月8日)、GCR/RVに関連して要注目の出来事(動き)を取り上げておきたいと思います。

イラク国内での石油輸出入に関する協議の行方

イラク国内での石油輸出入に関する協議の行方

GCR/RVに大きな影響を与えるものと考えられている動きがあります。それが

イラク国内での石油輸出入に関するバクダット(イラク政府)とクルディスタン地域との協議

です。

当該協議は既に開始されており、本日中に最終合意が成されるのではと考えられています。

協議の要点は、長年停止されていた「クルディスタン地域からバクダットへの石油輸出の再開」を目的とした石油輸出協定を締結することです。

現在、当該石油輸出協定の締結に関する発表が成されることを待っている状況です。

クルディスタン地域とは?

クルディスタン地域とは?

クルディスタン地域(Kurdistan Region)とは、イラク北部に位置する半自治的な地域で、クルド人が多数を占めています。

イラク憲法に基づき、「クルディスタン地域政府(KRG)」が独自の議会、軍(ペシュメルガ)、治安部隊、教育制度などを持つ、広範な自治権を有する特別地域とされています。

主な都市:アルビル(首都)、スレイマニヤ、ドホーク

イラク中央政府とクルディスタン地域

イラク中央政府とクルディスタン地域の関係は、連邦国家内の自治と中央集権の綱引きという構図であり、協調と対立が交互に繰り返されています。主に石油・予算・領土の3点が長年の焦点となっています。

特に「石油資源」に関して、クルディスタン側は独自に石油開発・輸出を行ってきいましたが、イラク中央政府はこれを違憲と主張。収益の分配や管理権を巡り継続的な衝突が発生しています。

「石油資源」に関する問題解決がイラクディナールのRV(通貨価値再評価)に必須な要素に!?

「石油資源」に関する問題解決がイラクディナールのRV(通貨価値再評価)に必須な要素に!?

RV(通貨価値再評価)は金(GOLD)・銀などの貴金属資源だけでなく、石油などの燃料資源・人的資源など当該国が有する様々な資源をもとに通貨の価値が定められる(再評価)こととなります。

イラクにおいてクルディスタン地域との「石油資源に関する取扱い」を明確化させることが、イラクディナールのRV(通過価値再評価)を行う上で必要不可欠な要素となっているのです。(と考えられている)

そういう意味で、今回イラク中央政府とクルディスタン地域との協議を通じて

石油輸出協定が締結されるかどうか

が要注目の要素となるわけです。

石油輸出協定の締結の有無に関して、続報があり次第、追記する形で情報共有できればと思っています。

QトピックGCR/RV, イラク

Posted by Baum